時事評論

「不当措置」と言ってしまっては

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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、国内の主要30企業や経済団体のトップらを大統領府に集め、日本政府による半導体材料の輸出規制強化をめぐって意見交換した。文氏は「政府は日本の不当な輸出制限の撤回と対応策の準備に非常の覚悟で臨んでいる」と述べ、政府として最大限支援する姿勢を強調した。(文大統領、企業トップらと会合「日本の不当措置に非常の覚悟で臨む」

ここで「不当措置」と言ってしまっては、協議しても実りある結果にはならないでしょう。協議する前から「難癖付けますよ」と宣言しているのと同じです。

まずは、日本がどういう趣旨で、今回の輸出許可手続きの変更をしたのかを尋ね、至らないところは改め、納得できないところは日本と交渉し、どうしても交渉がうまく行かないときはWTOに提訴するというのが順序というものです。

いきなり「WTOへ提訴する」「不当措置の撤回を求める」では、はじめから完全に喧嘩腰で、外交にも交渉にもなりません。

ま、「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」といいます。文在寅大統領が日本に何の興味もなく、軽視して粗雑に扱ってきたために事態はここまで拗れました。この手続きの変更が明らかになってからも慰安婦問題の財団を解散しています。それも「解散しない」と建前上言いながら実質的には解散するという、言葉に誠意がなく、約束を最初から守る気もないという最悪の対応です。火器レーダー照射問題はありもしない自衛隊の威圧飛行で難癖を付けるという逆ギレ。元徴用工問題では国際条約の一方的破棄とやりたい放題です。

ここまで非道な対応ができるのは、日本などどう扱ってもよい、雑な対応をしておいて、事態が深刻になれば対応すればいいというのが基本方針だからでしょう。どんなに雑に無礼に扱って怒らせても決して殴り返してこない便利だったわけです。

そこまで酷い文在寅大統領もようやく日本とまともに向き合う気になったようです。「無関心」から「嫌い」へ切り替わっただけで大幅前進です。

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